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発達障害(7)


先日、発達障害者支援センターへ相談に行ってきました。

担当の女性がとっても優しい雰囲気の方で救われました。
一時間の予定を、少しはみ出して話を聞いてくれました。

“私は医師ではないので、断言はできませんが...”

と前置きした上で、次のように話してくれました。




やはり、何らかの特徴を持って生まれてきたのは間違いないと思います。
しかし医療機関で診断名がつくかと言うとこれは微妙なラインで、
今現在の生活に著しい支障がないこともあり、
はっきりとした診断はもらえないかも知れません。

私(相談員)から見ると、完全な白(健常)とは言えませんが
医師によっては患者の一生を左右することですから、
簡単に黒ともグレーとも言いづらく、慎重になります。
病院は治療が目的ですから、要治療=障害ありという考えです。

ですので、医療機関で“何の問題もない”と言われてしまったら、
かえってその後が辛くなるかも知れません。

そうしたことをよくよく考えたうえで、
「やはり診断してもらいたい」ということになれば
いつでも医療機関をご紹介しますね^^

生活のこと、対人関係のこと、就業のことなどについては
こちらでいつでも相談できますので、またどうぞ^^



ほとんど予想どおりで、ある意味ナットク。という感じです。
やっぱりそうなんだなぁ~と思いながら聞きました。

でも、予想どおりとはいえ、
専門機関の意見を聞けると聞けないとでは大違いなので、
思い切って行って良かったです。

心のすみっこに
「私みたいなものが相談していいのだろうか」という思いもあったのですが
その気持ちも打ち消してもらえましたし、
助けを求めていいんだな...と思えて、ほっとしました。


相談員の方はこうも仰っていました。

軽度の方はホントに大変なんですよね...。
外見からは分からないし、何の支援もないし、
そうかと言って周りからは健常と同じレベルを求められるし...。
理解してもらえないことや、人知れず辛いことが いっぱいあると思います。

ススさんはホントに頑張って、対応してこられたと思いますが...。
私はね...身体に不調が表れるのは、
やはり何らかの無理がかかっているからだと思いますよ。


これは全くその通りですし、
私も常々思っていることでした。


軽度の人はそれぞれに、生き方の工夫が必要になると思います。

もちろん重度の人も、多くの工夫が必要だと思いますが
軽度の人は軽度ゆえの、独自の工夫が必要になってくると思います。

場合によっては周囲に理解されることよりも、
自分の心身の健康を優先しなければならないかも知れません。

せめて身近な人には理解してもらいたいところですが
世間一般の常識で測るには あまりに分かりづらいハンデです。
怠けているとか、ズルをしている、ととられることもあるでしょう。

それでも、無理して健常者に合わせていくことは
長い目で見てプラスにならないと思います。
やっぱり、自分を第一に考えてあげなければならないと思います。
自分以外にはそれをしてくれる人はいないのですから...。


ともあれ、誰にも分かってもらえなかった辛さを、
共通認識を持った他人に聞いてもらえたこと。

そのことは 私をかなり楽にしてくれました。
話しながら、何度も涙ぐんでしまいました。


医療機関で診断を受けるかどうかは
即断しなくてもいいので、ゆっくり決めようと思います。

支援センターにはまた何度でも相談できるとのことなので
それだけでもホッとしました。

ありふれた言い方ですが、
分かってくれる人がいるのは本当に嬉しいことだなぁ~と思います。

by susu_canta | 2008-08-30 22:22 | 診断まで  

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