不倫について(3)~不倫したがる人たち<Ⅱ>~


私個人の印象なので、何の根拠にもならないんだけど...。
なんだか不倫する独身女性って、マジメな人が多いんだよね。

わざわざ縛りのある恋を選んでいるみたい。
ううん...みたいじゃなくて、選んでいるんだよね。

特に、不倫を二度以上繰り返してしまう人。
そういう人は間違いなく、不倫を「選んで」している。
既婚者を選んで、恋をしている。

そして、何しろ「マジメ」だから
道ならぬ恋にどっぷりはまってしまう。

不倫は悪いことだと頭では分かっているから、
自分がなぜそんな悪いことを(不本意ながら!)しているのかというその訳を
次から次へと あとづけする。

けれど、不倫しなければならない理由なんて、
つきつめて考えればあるはずが無い。
だから、言い訳にもならない言い訳を 自分自身に唱えることになる。

出会うのが遅すぎただけの運命の人...なんて。(タメイキ)




恋愛って、理屈じゃないから制御できない?
恋愛感情は理性を超えたところにあるのだから
それに従うことが、「自分に正直に生きること」なんだ...って。

え、本気で言ってるの?

正直、耳を疑うし悲しくなる。

恋愛感情の強さが、人を傷つける行為の正当な理由になるの?
大事な人が、家族を傷つける手助けをしていい理由に?

感情 と 行動 は別ものだと思うよ。

感情はコントロールすることはできないけど
行動はコントロールすることができる。
自分の「感情」はありのままに認める。
だけど、他者に影響が及ぶ「行動」には配慮する。
それが、自分も他者も大事にするということ。

既婚者が、家族に嘘ついて不倫してる時点で、まず不誠実。
不誠実な人が あなたの前で「いかに君を愛してるか」を並べ立てたところで
どの口が言うか!って思えませんか?
それとも、「自分たちは自分に正直に行動してるだけだからいい」って
100%思えるんですか?

思わないなら、その状況変えていこうよ。


これは、私個人の考え方だけど...。

恋って、なぜあんなに心を奪われてしまうのか分かる?
恋って、何かの代替品でしかないんだよ。
自己イメージをそこに投影して酔えるのが恋。
理想の自分を、鏡に映しているようなもの。

幼い頃から抱えてきた問題。
親や家族との関係のゆがみ。
自己像が確立されないことで生じる不安...。

恋すると、自分がなくなっちゃうでしょう?
相手のプラス面ばかりが見えて、相手が全てを解決してくれそうな気がする。
相手の存在があれば、自分の中の澱んだ部分に目を向けなくても済む。
相手といる時の はずんだ気持ちが、不安をかき消してくれる。

恋愛の高揚感が、自己イメージに重なって
自分に自信を持つために、その人の存在が必要不可欠になっていく。

相手が既婚者であれば、その効果はますます高くなる。

だって奥さんがいるのに、
自分との恋にブレーキかけなかったんだものね。
ハードル超えて会いに来てくれるんだもの。
自分がそれほど価値ある人間だって思えてくる。

普通の恋愛より強い感情がそこにはあるんだ...って。
特別強い絆なんだって気持ちになる。


あるいは、もう少し知的な人は
「自分は不倫に酔ってる訳じゃない」と強調する。

その証拠に、自分の心理的な課題から逃げてはいないと。

むしろ、彼の助けがあればこそ
様々な心の問題にも向き合っていける。
彼は自分を成長させてくれるのだと言う。

......。

そこにある矛盾に、早く気づいてほしいな。

自分に正直であるということは、自分を大事にするということ。
自分だけは、ありのままの自分を認めてあげるということ。

もしも 自分に正直でいられるのなら
もしも 自分で自分を認めてあげられるのなら
もはや、不倫で自己価値を底上げする必要はない。


そして、自分の心の問題に向き合うために彼が必要...という人も。

彼のおかげで、いくらかでも自分と向き合うことができ、
過去の感情を癒すことができているのなら
もはや、不倫を続けていくことはできないはず。

彼を手放せないということは、その不倫の恋が、
心理的な課題をクリアする助けにはなっていないということ。
お互いに成長できる恋愛ではないということ。
むしろ共依存対象になることで、お互いの成長を妨げているということ。


もっともらしく美しい「不倫の理由」は、
言いつのれば言いつのるほど、不倫という行為を否定していく。
弱さを許し合うほどに、弱い者同士の絆でお互いを縛っていく。
メロドラマ的な感傷に酔うことで、相手の狡さを覆い隠していく。
それが相手の為になることでないと、どこかで分かっていながら...。
「私も見えない振りをするから、あなたもお願いね」と。

いや...そんな意識すらも、
情熱という演出で覆い隠して 自分自身を騙していく。
見えない振りではなく、本当に見えないかのように信じ込む。

「自分に正直」はどこへいっちゃったの?
「存在価値」があるはずの自分が、
なんで自尊心を保てないような恋愛をしてるの?
この恋愛を成就させなきゃ、あなたはあなたの価値を証明できないの?
奥さんと比べてあなたを選んでくれるのでなきゃ...、
奥さんに勝たなきゃ、あなたはあなたの価値を証明できないの?


百歩譲って...
お互いを成長させるような、不倫の恋があるとしても。

そんな二人なら、自分にも、周囲にも、誠実であろうとするだろう。
どこかの時点で(解決法は色々だけど)不倫を終わらせようとするだろう。
不誠実なことをしたけれど、不誠実な自分たちを
少しでも客観視できるよう努めるだろう。

心が変われば 行動も変わる。
悩みながらも、全く行動を変えようとしないのは
それはホントにただ悩んでるだけ。
悩んでるポーズ=不倫の免罪符になると思ってるだけ。

そのくらいのことはもう気づいてるよね?


いい恋愛をしようとしたら、そこから学ぶことはたくさんある。


だけど、いい恋愛をするためには
恋愛を超えたところにあるものを見る必要がある。

いい恋愛映画って、登場人物がエゴで動いていないでしょう?
恋愛を成就させること以外の、大切なものを知っている。
ヒロインが、その大切なものを 恋愛よりも優先させたときに
「いい女だな」って思えるんじゃないかな。
少なくとも私は、「そういう女性ってカッコイイ!」と思う。



不倫している人を外側から変えるなんて無理。
自分ができるのは、自分を大切にすることだけ。
自分を大切にすることと、他者を大切にすることは、矛盾しない。

不倫してる人もされている人も
ホントの意味で自分を大切にするならば
不倫で生じる問題は、自然消滅するはず...そう私は思っている。

私が歯がゆいのは、自分を大切にしようとしない、同じ女性である人たち。

大切にしようとしない...っていうのは
軽い女になりきったり、都合のいい女扱いされることだけを指すんじゃない。

自分の心の奥底の声が聞こえにくい状況を
わざわざ自分で作っていっちゃうこと。
複雑な恋愛に飛び込むことで、自分を飽和状態にして
自分を成長させる大事な機会を、自ら逃してしまうこと。

アンフェアな恋愛の辛さに耐えることで、
自分が成長しているかのような気になっているかも知れないけど
それはただのしがみつきなんだって気づいてほしい。
悩み続けることと、自分と誠実に向き合うことは、似ているようで違う。



なぜか、不倫を選んでしまう人がいる。


だけど、もし そんな人が
ここまで辿り着き、これを読んでくれたのなら...きっと大丈夫。


私とあなたは違う人間 なんて思わないから。


不倫してる人と 不倫された人が

心の底辺でつながるってことも きっとあると思うから。
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by susu_canta | 2009-02-12 02:25 | ぐだぐだ  

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